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第25回全国大会 「じんぶんすーぶ(知恵が勝負)」 |
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主催:日本企画計画学会沖縄支部 |
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響催:日本企画計画学会本部 |
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プログラム
● 11月22日 平成26年11月22日(土)10:00〜17:00
会 場 :いちゅい具志川じんぶん館にて
所在地:沖縄県うるま市字川崎468番地
9:30〜10:00 受付
10:00〜10:05 事務連絡
10:05〜10:15 大会委員長挨拶 島袋清栄 沖縄支部長
10:15〜12:00 基調講演 「じんぶんすーぶ:知恵とは何か?」
中京大学名誉教授 日比野省三
12:00〜13:30 昼食 (学会員は、総会)
事例研究、研究発表 司会者 新崎盛隆 沖縄支部副支部長
13:30〜13:50 行政事例:「目的に沿って連動させ統合していく思考力」
名古屋市緑政土木局参事,日本企画計画学会名古屋支部副支部長 今井 健
13:50〜14:10 中小企業事例: 「利益に直結する総合ISOマネジメントシステム」
ブレイクスルー研究会上田所属 末広 繁和
14:10〜14:30 起業事例: 「起業におけるブレイクスルー思考」
IAIジャパン副理事長、東京支部顧問 江田 實
14:30〜14:50 マーケティング教育事例: 「ブレイクスルーマーケティング」
名古屋工業大学教授 名古屋支部 副支部長 藤田素弘
14:50〜15:00 休憩
15:00〜15:20 未来学事例: 「未来学とブレイクスルー思考」
北海道大学 青山ゆう子、廣田健一、北守一隆
15:20〜15:40 革新事例: 「有効サービス化活動とオープンイノベーション」
北海道科学大学 木下雄太、青山ゆう子、北守一隆
15:40〜16:50 総合質疑応答と司会者総括コメント
16:50〜17:00 閉会の辞 沖縄支部副支部長 新崎盛隆
17:30〜19:30 懇親会 (春日観光ホテル)
● 11月23日 ブレイクスルー思考実践道場 テラス ラディアントにて
9:30〜10:00 受付
10:00〜17:00 ブレイクスルー思考実践道場
22日のハイライト
基調講演
日本企画計画学会会長 中京大学名誉教授 学術博士 日比野省三
「じんぶんすーぶ(知恵が勝負):知恵とは何か?」
沖縄弁で「じんぶんすーぶ」という言葉があります。「知恵が勝負」という意味で、21世紀の激しい変化の時代は、企業でも、行政でも、いかに知恵を出すかが勝負になります。知恵が出れば、全ての人々が「儲かり」「繁栄し」「喜ぶ」現象が起こります。ブレイクスルー思考は、この知恵の科学です。この全国大会では、「知恵とは何か?」「いかに知恵を出すか?」の2点を中心に議論を進めて参ります。世の中、情報化が進み、多量の情報が溢れ、情報に振り回され、情報洪水に溺れています。そんな中、情報を知恵に変える秘訣をお話します。知恵は、「文殊の知恵」という諺に象徴されるように、異種の人々の融合で生まれてきます。他の専門学会とは違い、日本企画計画学会は、企業経営者、行政の人々、技術者、若者、女性、農業従事者、福祉従事者など、様々な人々の集まりです。「いかに知恵を出すか?」では、「知恵の輪」を創る必要があります。この学会活動に参画されれば、多くの異業種の方々との交流ができ、「知恵の輪」が広がります。私達の集まりは、「知恵の泉」です。2日間をかけて、知恵を引き出す技を学んでいきます。初日は、基調講演で、知恵の科学「ブレイクスルー思考」の考え方のポイントを学びます。2日目は、実践のポイントを鍛練します。
講師略歴 : 中京大学名誉教授、学術博士、知恵の科学「ブレイクスルー思考」の創始者の一人、アメリカの南カリフォルニア大学のナドラー教授と共同研究し、ブレイクスルー思考を発表。世界的に注目を集める。大企業、中小企業、行政、学会、協会、海外団体を含めて、多くの組織のコンサルの実績を持つ。
「ブレイクスルー思考」始め、関連図書多数。国際協力機構(JICA)理事長賞など多数受賞。
● 事例発表 司会 沖縄支部副支部長 新崎盛隆
@ 名古屋市緑政土木局参事(地域企画)、日本企画計画学会名古屋支部副支部長 今井 健
「目的に沿って連動させ統合していく思考力」
こんなときあなたはどうしますか? こちらの歩道から川向こうの公園へ橋を渡って心地よく歩いていました。渡りおわった橋際と公園の間で、あなたは突然抜けた穴に落ちてケガをしてしまいます。病院で手当てを受けたあと、あなたは善良な対処を求めてどこへ訴えますか?
「管理者は誰?」「道路?河川?それとも公園?」「穴のあいた原因がわからないと相手は決まらない?」……あぁ「縦割り?」「たらい回し?」どうなるの? 人は歩いているとき誰も、道路法や河川法、都市公園法上の管理地を順に進んでいるとは思いません。橋際と公園との間の穴は、まさに法律と法律の隙間ともいえます。法律は人間のなんでもない連続動作を冷たく分断分析して当てはめられます。「役所仕事は杓子定規」というように役人は一つの標準や規則に当てはめて融通をきかせないことが多いのです。困ったことです。 こうした問題群にあたる行政職員こそ、ブレイクスルー思考によって、目的に沿って連動させ統合していく思考力をつける必要があるのではないでしょうか。
講師略歴【今井 健(いまい つよし)】: 1973年名古屋市役所採用。都市土木の調査、設計、工事などを担当。緑政土木局の企画主幹を経て土木事務所長、総務課長、参事(技術)、参事(地域企画)を歴任。2013年3月定年退職。同4月から参事(地域企画)に再任用現職。ブレイクスルー思考は部局の連携企画や組織再編、土木施設の利活用を促進する地域企画などに活用。各職階にわたる職員のワーキングや塾などを立ち上げ組織の活性化を図る。企画計画学会名古屋支部の活動として、2013年から市内の居酒屋の一室を借り、ブレイクスルー思考を使った交流部会(知的駆け込み寺)を毎月一回開催。
日本企画計画学会名古屋支部副支部長 同学会公認インストラクター。
著書「ダルマをたずねて」(中日新聞社)
A ブレイクスルー研究会上田所属 末広 繁和
目的追及から生まれた「利益に直結する総合ISOマネジメントシステム」
〜「ISOマニュアルは教科書だ」と再定義し、統合ISOマネジメントシステム構築を支援しています。〜
「ISOは経営に役立たない」という企業も多いが、「ISOは会社をよくする」という企業もある。経営に役立てか、役立たないかは、経営者がISO導入の目的とは何かを追及し、道具として使うかどうかである。
10名の製造業が、企業規模は小さいが、大手取引先と対等にお付き合いしたい、利害関係者に安心と信頼を与えるためには、社員に“考えるエンジン”をつけようと、5つの統合型ISO(品質、環境、事業継続、労働安全衛生、情報セキュリティー)に挑戦した。
2015年には、ISO規格の大幅改定がある。より経営と直結した統合型ISOを目指している。ISO改訂をチャンスと捉え、社員に“考えるエンジン”を付けたプロセスを通して、経営に役立たない“おばけISO”から脱却するヒントを提案する。
B NPO法人IAIジャパン 副理事長 江田 實
「起業におけるブレイクスルー思考」
起業家支援活動を続けていると気がつくのですが、起業の理念が明確でない起業家が殆どの状態で、その場合は目的展開で本当にやりたいことに目覚 めてもらうことが第1歩です。次に具体的な行動となると、どこから手をつけていいかわからないし、抜けだらけのことが普通で、そこにシステムマトリックス
を適応すると、抜けのないキチンとした計画が出来て、とても有効です。
C 名古屋工業大学教授 藤田素弘
「ブレイクスルーマーケティングの工学部教育における取り組み」
ブレイクスルー思考はマーケティングの初心者を教育するうえでも大変効果的である。近年のマーケティングが基本とする顧客志向やSTP(セグメンテーション・ターゲティング等)は、まさにブレイクスルー思考の場(いつ、どこ、だれ)と目的展開、未来解のアプローチを学ぶことにリンクしている。単なるマーケティングの理論や知識を教えていても、現代のあまりにも急速な市場変化には到底対応できるものにはならないが、ブレイクスルー思考の一連の手法を演習とともに教えることで、独自の発想力や実践力を養えることができると考える。ここではこれらの工学部マーケティング教育での取り組み事例を紹介する。
D 北海道大学 青山ゆう子、廣田健一、北守一隆
「未来学とブレイクスルー思考」
未来学(Futures Studies)とは、未来のマッピングを通して自分を知ることである。そのためには、ブレイクスルー思考が必要なのは言うまでもない。本発表では未来学の現在のアプローチを取り上げ、未来について問うとはどのようなことなのかについて述べる。さらには、ブレイクスルー思考とは何かを探すことの意味について考えることを通して、未来を問うこととブレイクスルー思考の役割について発表する。
E 北海道科学大学 木下雄太、青山ゆう子、北守一隆
「有効サービス化活動とオープンイノベーション」
経済学においても、経営学においてもイノベーションの概念は非常に重要である。特に経営学では市場の理解に関わることであり、経済学においてはシュンペーターが述べているように、新しい時代を乗り越えるために必要とされている。それにもとづき、近年、オープンイノベーションが進められている。これは、ブレイクスルー思考における参画巻き込みの社会的バージョンと考えられる。しかし市場というものを考える時に、製品からサービスを扱う学問的な枠組みが必要とされ、オルダーソンが論じているトランスベクション(有効製品化活動)をブレイクスルーした形として有効サービス化活動について述べる。
● 質疑応答 司会 沖縄支部副支部長 新崎盛隆
23日のハイライト 会 場: テラス ラディアント
所在地:沖繩県うるま市上江洲269-1 シマテラス2F
ブレイクスルー実践道場 講師:創始者;日比野省三
沖縄支部副支部長 新崎盛隆
「机上の水練」言葉があります。いくら机の上で理論を学んでも、水の中に飛び込んでも泳げません。前日の11月22日に得た知識や事例を、実践の場で「力」にするには、知識を知恵にする訓練が必要です。そこで、23日は、実践する技を鍛練する場を設けました。今回の講演会は、第1部22日で理論と事例を学び、第2部23日で実践力を付け、結果を出すプログラムになっています。両日とも出席することが大切です。
さて、2日目は、ブレイクスルー思考の考える手順と道具を中心に進めて参ります。先ず、考える手順は、人間中心主義で、人間を如何に参画・巻き込みして、意識を変えるか? そして、物事の根本(存在価値)を明確にし、未来のあるべき姿を描き、そして、仕組みを作り、実施して成果を出す方法を実際課題を取り上げやってみます。その時に使う思考道具として、3つの道具の使い方を学びます。一日が、有意義になるように、楽しく学びたいと思います。
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